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| 別 名 |
− |
| 所在地 |
茨城県古河市水海 |
| 築城者 |
簗田晴助 |
| 築城年 |
天正２年（１５７４） |
| 廃城年 |
天正１８年（１５９０） |
| 現 状 |
水海小学校 |
| 遺 構 |
− |
| 移築建造物 |
− |
| 再建建造物 |
− |
| 史跡指定 |
− |
| 評 価 |
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水海城を築いたのは古河公方の忠臣簗田氏である。水海城には古城と新城があり、古城は南北朝時代から室町時代の成立と考えられ、一般に水海城と称される城は天正２年（１５７４）に築かれたとされ、水海古城は水海城より南にあったとされるが、圃場整備で跡形もなくなっている。
梁田晴助は関宿城を守っていたが天正２年（１５７４）の戦いで北条氏に敗れて関宿城を退去してその軍門に降った。最近の研究により新しい水海城はこのときに築かれたと考えられるようになった。天正１８年（１５９０）の小田原の役で水海城は、豊臣秀吉が差し向けた浅野長政の軍勢を前に降伏し廃城となった。 |
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この日は友人と栃木県の城館探訪をした日だった。早朝は悪天候に祟られて途中で栃木市内の図書館で雨宿りがてらに資料収集をしながら時間を費やした。午後にはからっと晴れ渡り勢い余って旧猿島郡の城館にまで足を延ばしている。
水海城は水海小学校と農地に変貌し遺構はまったく消滅している。城跡らしい雰囲気すら残していないが発掘調査が行われたときに堀跡が検出されている。案内板などは設置されていないと思うが、昨今の城跡ブームでマイナーな城にも案内板が設置されるようになったので簡素な標柱ぐらいは建つのかもしれない。
１３年ぶりに水海城を訪れる機会があった。水海古城の跡地を確かめたあと、せっかくなので再訪してみたが、最初に訪ねたときとほとんど変わらない風景が残っていた。今回は城内に位置するだろうと思われる神明神社を歩いた。相変わらず案内板などは設置されていなかったが、航空写真で見ると水海小学校入口の交差点から南へ延びるカーブした道路は、当時の水海城が沼沢地に浮かんでいたラインを示しているように思われた。 |
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ＪＲ宇都宮線「古河」下車 朝日バス「境車庫」行で「水海寺前」下車 徒歩１０分 |
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日本城郭大系／新人物往来社 |
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2012/05/04・2025/10/09 |
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