別 名 方穂古城
所在地 茨城県つくば市花畑
築城者 方穂氏
築城年 鎌倉時代
廃城年 天正8年(1580)
現 状 花畑近隣公園
遺 構 土塁
移築建造物
再建建造物
史跡指定
評 価
 鎌倉時代に方穂氏により築かれたので方穂古城とも呼ばれるらしい。建武の中興で高師冬が陣を置き、室町時代には小田氏の一族久保田氏が居館を構えたが、小田氏の平時における別邸として庭園が築かれたという。小田家当主が四季折々の風情を楽しんだことから花畑城という美しい名がついたらしい。その楽園のような城も天正8年(1580)に多賀谷氏により攻め落とされた。
土塁 土塁 土塁
 おとぎ話のような可憐な名前を持つ花畑城は、つくば市の中心街より少し北の外れにわずかながらも遺構を残していた。城跡は公園化されて東側に土塁を残しているだけだが隅部は折が用いられるなど往時の姿を残している。多賀谷氏に攻められるまで束の間の平和を小田氏一門が楽しんだ場所なのだろうかと思いながら歩いてみた。
つくばエクスプレス「つくば」下車 つくバス「テクノパーク大穂」行で「防災科学技研前」下車 徒歩5分
Webサイト/余湖くんのホームページ
2009/10/31