別 名
所在地 茨城県龍ヶ崎市田町
築城者 伊達政宗
築城年 慶長11年(1606)
廃城年 明治4年(1871)
現 状 龍ヶ崎小学校
遺 構
移築建造物
再建建造物
史跡指定
評 価
 慶長11年(1606)に伊達政宗は江戸幕府から与えられた飛び地を管理するため龍ヶ崎に陣屋を構えた。もちろん代官が派遣されて管理を行った陣屋であるが、享保3年(1718)には名君と謳われた5代藩主伊達吉村が龍ヶ崎に訪れている。
 明治維新後の明治4年(1871)に米津政敏が藩庁を上総大網から龍ヶ崎へ移し、一時的に1万1千石の龍ヶ崎藩が立藩したが、同年の廃藩置県により廃藩となり新たに龍ヶ崎県が設置された。米津氏は出羽長瀞藩主時代から財政逼迫に喘いでおり、明治新政府に借金を申し入れるほど苦慮していたという。
 龍ヶ崎市の中心街にある龍ヶ崎小学校付近に龍ヶ崎陣屋はあったという。龍ヶ崎駅からバスもあるが、歩いても15分程度で訪れることができる。幕藩体制を通じて置かれていた陣屋であるが遺構はまったく残っていない。自分が訪ねたときには石碑や標柱などもなかったが、今は案内板が設置されている。
関東鉄道龍ヶ崎線「龍ヶ崎」下車 JRバス美浦村内循環で「小学校前」下車 徒歩1分
茨城県の歴史散歩/山川出版社
2009/01/10