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| 別 名 |
− |
| 所在地 |
茨城県筑西市梶内 |
| 築城者 |
梶祐郷 |
| 築城年 |
南北朝時代 |
| 廃城年 |
− |
| 現 状 |
山林 |
| 遺 構 |
郭・空堀 |
| 移築建造物 |
− |
| 再建建造物 |
− |
| 史跡指定 |
− |
| 評 価 |
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梶内城は南北朝時代に築かれた城で、関宗祐の四男梶四郎祐郷が城主と伝わる。現在は関東鉄道常総線が下館から南に走っているが、中世は広大な大宝沼に突き出した台地にいくつもの城が築かれていた。この一帯は南朝に属した勢力が多く、北畠親房が関城に入り、大宝城と連携して北朝と対峙していた。梶内城もそのひとつとしてそれぞれの城と舟で往来していたのだろう。
興国４年（１３４３）に関城が陥落すると梶氏も没落したと思われ、室町時代における梶内城の動向はわからない。戦国時代になると梶内村は多賀谷氏の支配下となったが、梶内城が再利用されていたのかは定かではない。 |
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ほとんどその名を知られていない城を訪ねるのは楽しいものである。予備知識がないことで逆に想像が膨らむし、余計な先入観を持たずに城址を散策することで、意外な発見があったりもする。梶内城は無名の城郭だが、何となく訪ねてみたくなり立ち寄った。
当初は海老ヶ島城を訪ねる予定だったが、往路は良くても帰路が大変と思ってあきらめた。結局は同じぐらいの距離を歩かされる羽目になるのだが、あてもなく気の向くままに訪ねたのが梶内城だった。赤城神社の東に広がる畑がその跡だが、土塁もなくのっぺりとした農地が横たわるだけだった。遠景を撮影しようと思って東へ下る途中で何か引っかかるものがあり、雑木林へ踏み入ってみると、いかにも城跡らしい地形を備えている。切岸加工された地形もあれば、深く落ち込んだ堀のような地形も残っている。もちろんこれは梶内城の一部なのであろうが、中心部と比較すると多少なりとも複雑な地形という印象を受けた。 |
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関東鉄道常総線「黒子」下車 徒歩２５分 |
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日本城郭大系／新人物往来社 |
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2025/02/01 |
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