別　名 − 所在地 群馬県吾妻郡中之条町伊勢町 築城者 塩谷氏 築城年 鎌倉時代 廃城年 − 現　状 伊勢宮 遺　構 郭 移築建造物 − 再建建造物 − 史跡指定 − 評　価 　和利宮城は鎌倉時代に大野氏、秋間氏と並び吾妻三家のひとつに数えられた塩谷氏が築いたという。文明５年（１４７３）に塩谷秀治は家中の内紛につけ入られ岩櫃城主大野義衡に屈服したが、義衡は秀治の同族衆を味方に引き入れ、尻高氏らの攻撃によって和利宮城は落城し秀治は殺されたと加沢記は伝えている。その後は尻高氏の支配を経て吾妻地方へ進出した真田氏の支配地となるが、和利宮城が存続していたかは不明である。 伊勢宮 伊勢宮 参道 　岩櫃城を訪れたときの帰り道、伊勢宮が和利宮城跡ということを知って立ち寄った。南側に向けて段曲輪のような地形が見られるが、これが城の遺構なのかはわからない。伊勢宮は台地の中腹から裾にかけてが神域であるが、土塁や堀切といった遺構は見られない。山頂に詰め城があるというので訪れてみたが、ここも特に遺構は見られず配水池があるだけだった。 ＪＲ吾妻線「中之条」下車　徒歩２０分 日本城郭大系／新人物往来社 2015/10/31