別　名 − 所在地 群馬県高崎市下斎田町 築城者 田口氏 築城年 戦国時代 廃城年 − 現　状 宅地 遺　構 郭・石垣・土塁・水堀 移築建造物 − 再建建造物 − 史跡指定 − 評　価 　下斎田城は中世の土豪田口氏の居城であり、付近には根小屋という地名が残っていたので、一族や家臣が居住する小さいながらも城下集落を持つ平城であった。田口氏は群馬県玉村町にも複数の屋敷を構えているなど、上野国の広範囲で栄えた一族である。戦国時代末期には北条氏に従っていたと見られ、江戸時代には名主を務めてきた。 水堀 土塁と水堀 土橋 土塁と水堀 石垣 水堀 　高崎市から玉村町にかけては田口一族の居館が点在している。どれも意外なほど遺構を残しているのだが、下斎田城はとりわけ遺構がよく残っている。石垣はおそらく近世に積まれたものと思うが、春真っ盛りの好天の下で眺める水堀と石垣はとても美しかった。水堀ごしに下斎田城を撮影しているときに、ちょうど地主さんがいらっしゃり、笑顔で快く見学をさせてくれたことが清々しい思い出となっている。 ＪＲ上越北陸新幹線・高崎線・信越本線「高崎」下車　群馬バス「新町駅」行で「原子力研究所」下車　徒歩３０分 高崎市史 2010/04/11