別　名 − 所在地 群馬県佐波郡玉村町上之手 築城者 新井氏 築城年 − 廃城年 − 現　状 宅地 遺　構 土塁・水堀 移築建造物 − 再建建造物 − 史跡指定 − 評　価 　新井屋敷は新井氏の屋敷であり、その歴史については詳しくは伝わらないものの、遺構は中世土豪屋敷の姿をよく伝えている。中世において烏川の渡河地点を抑える要衝だった角渕城と至近距離にあり、おそらくは山内上杉氏に属していたと考えられる。 北西隅の土塁と水堀 西側の水堀 西側の水堀 東側の水堀 北側の水堀 土塁 土塁 屋敷内 １９８０年代の新井屋敷 　時代の移り変わりとともに失われてゆく環濠屋敷だが、新井屋敷は今も中世の世界を切り取ったような佇まいを見せていた。屋敷の周囲を囲む水堀を見るだけで満足していたが、玄関先で立ち話をしていた地主の方が、屋敷の中まで招き入れてくれたおかげで、普段は見ることができない遺構まで見せてくれた。 　土塁はもっと高かったが、庭木を伐採したときにかなり削ってしまったと話されていた。玉村町に残る環濠屋敷の中でも、新井屋敷は特に遺構が良好に残ることから、玉村町の公式ホームページにも掲載されている。まさか内部まで見学させてもらえるとは思っていなかったので、自分たちにとっては望外の喜びだった。 ＪＲ高崎線「新町」下車　永井バス「前橋公園」行で「上之手」下車　徒歩３０分 玉村町の環濠屋敷と城館／玉村町歴史資料館 2010/05/04