別　名 − 所在地 群馬県高崎市矢中町 築城者 − 築城年 − 廃城年 − 現　状 宅地・農地・工場 遺　構 水堀 移築建造物 − 再建建造物 − 史跡指定 − 評　価 　倉賀野駅の北方には無数の環濠集落が点在しているが、東宮地環濠もそのひとつである。それぞれに番号が与えられているが、ここで紹介するのは倉賀野市街を南北に縦断する道路沿いにある東宮地環濠１２に該当する。 　東宮地環濠に数えられる環濠集落の中には某屋敷の名を与えられている遺構もあるが、１２については数字のみで副題は与えられていない。歴史を考えると戦国時代に和田氏の配下であった武士の屋敷があった可能性が極めて高いと思える。 　倉賀野駅を起点として広範囲に亘る中世城館の探訪をした。歩行距離は２５キロを超え、倉賀野駅に戻ったときは疲労困憊だったが、東宮地環濠を訪ねたときはまだまだ元気だった。 　すでに開発によって環濠屋敷の形態は留めていないが、南辺と思われる場所に堀跡が残されていることを確認できた。高崎市から前橋市については、このような形態の屋敷跡が無数にある。それらのすべてを訪ねようとは思わないが、中には思いがけず見事な遺構を残す屋敷跡もあるので、時々はこうして訪ね歩いている。 ＪＲ高崎線「倉賀野」下車　徒歩１５分 高崎市史　資料編・Ｗｅｂサイト／マッピングぐんま 2023/10/26