別　名 − 所在地 群馬県藤岡市上大塚 築城者 − 築城年 − 廃城年 − 現　状 宅地・農地 遺　構 土塁・空堀 移築建造物 − 再建建造物 − 史跡指定 − 評　価 　上大塚城については伝承が残らず歴史は不明となっている。群馬県における城館研究の先駆者山崎一氏は上大塚城を、平井城の堡塁と定義されている。大塚の地名は古く南北朝時代には確認されており、鎌倉時代からこの地を拠点とした高山氏の支流である小林氏の居城と考えられる。 　１０月初旬に藤岡市の城館探訪をしたが、その余韻も冷めやらぬうちに再び訪れる機会がやってきた。午前中から藤岡市内の三波川流域にそびえる山城に登ったが、午後２時過ぎには太陽が傾いてきたので、山城探訪を切り上げて平地の城館に向かうこととした。 　久しぶりに平井城などを訪ねたあとは、前回に時間の都合で未訪問だった上大塚城を訪ねた。単郭の方形居館とも言うべき平城であるが、遺構は農地化によって早くから破壊されていたらしい。南面と東面に土塁と空堀が一部だけ残るだけとなっている。 ＪＲ八高線「群馬藤岡」下車　徒歩４５分 日本城郭大系／新人物往来社・藤岡市史／藤岡市教育委員会 2023/11/09