別　名 下城 所在地 群馬県甘楽郡下仁田町馬山 築城者 小幡氏 築城年 戦国時代 廃城年 − 現　状 下仁田インターチェンジ 遺　構 郭 移築建造物 − 再建建造物 − 史跡指定 − 評　価 　下鎌田城は鏑川に臨む河岸段丘上に築かれた城であり、東西に並べた曲輪を堀切で仕切るという構造を持っていた。歴史は伝えられていないが、戦国時代には小幡氏の領内であったことは確かである。 　上信越自動車道で長野県へ向かう道中、現在地を確認するとちょうど下鎌田城へ差し掛かることがわかった。その前にも同じように道路建設で破壊された杣瀬城や塩ノ入城などを通過している。上信越自動車道のみならず関越自動車道、中央自動車道、東名高速道路でも城跡は目の仇のように狙われており、数多の中世城郭が消滅した。それは今も現在進行形で続いているが、日本道路公団にはよほど日本を憎む勢力がいるように思えてならない。 　下鎌田城も同じように破壊されているが、ただ貫通するのみならず中心部は下仁田インターチェンジが建設されて、ほとんど何も残されていないのが現状である。削り残された台地上に郭の一部が残存しているようにも見えるが、インターチェンジ内にあるためどのように入れば良いかもわからない。いつもは何気なく通過している場所だが、今回は探訪記録のひとつとして撮影しておいた。 上信電鉄「南蛇井」下車　徒歩３０分 信濃をめぐる境目の山城と館　上野編／戎光祥出版 2024/08/15