別　名 − 所在地 東京都青梅市今寺 築城者 三田氏 築城年 − 廃城年 − 現　状 報恩寺 遺　構 郭 移築建造物 − 再建建造物 − 史跡指定 − 評　価 　具体的な城主の名は伝わらないが報恩寺の由来を記した案内板には元享２年（１３２２）に平清綱が再興したとある。これは平将門の末裔を称した三田清綱のことであり報恩寺も三田氏によって城砦化された時期があったのだろうと思う。それは北条氏との対立が深まった永禄年間のことと思う。 報恩寺 西側斜面 北側斜面 　久しぶりに青梅の今井城跡を訪ねた。小ぶりながら遺構がよく残る素晴らしい城跡であり、ここで昼食のコンビニで買ったおにぎりを２つ頬張り休憩した。空腹も満たされて意気上がり今井堀ノ内を訪ねたあとは報恩寺へと立ち寄った。境内の西側から北側にかけて段築状の遺構が見られることで城館跡ではないかとされているが土地の伝承などは残っていない。 　思えば１０年以上前になるが友人が報恩寺の植栽が伐採されて見事な遺構が見られるということを教えてくれた。結局はそのときに訪れることはなかったのだが、どうやら旬を逃してしまったようだった。樹木に覆われていてもそれらしい地形は感じ取れるが、これらがすべて伐採されたときの地形を見ておけばよかったと後悔した。 ＪＲ青梅線「河辺」下車　西武バス「入間市駅」行で「今寺榎」下車　徒歩３分 東京都の中世城館／戎光祥出版 2019/01/18