別　名 − 所在地 東京都青梅市御岳 築城者 浜竹五郎 築城年 平安時代 廃城年 − 現　状 熊野神社 遺　構 − 移築建造物 − 再建建造物 − 史跡指定 − 評　価 　平安の昔に平将門の家人だった浜竹五郎が構えた柵があったと伝わる。多摩川の対岸にはやはり将門の従者尾崎十郎が構えた尾崎柵があり、二つの砦は一対を成していたように思えた。平安時代よりもずっと後に築かれた砦だろうが、それが三田氏か北条氏の手によるものかはわからない。伝承が伝わらないことを考えると北条氏ではないかと思う。 　多摩川で渓流釣りを楽しむ人たちを見下ろす丘の上に熊野神社がある。平将門に従った浜竹五郎の柵があったとされる場所である。この年の夏は記録的な猛暑であまり外に出る気になれなかったが、じっとしているのも苦痛なので多少は自宅から近い青梅の城館を訪ねてみることにした。御嶽駅から降りたときは自宅付近とは違いやや涼しく感じられたが、歩いているうちに汗が噴き出してきた。川べりの杉木立のおかげで少しだけしのぎやすかったが、結局は２つほどの城館を訪ねただけで暑さの前に退散している。 ＪＲ青梅線「御嶽」下車　徒歩３０分 東京都の中世城館／戎光祥出版 2018/07/27