別　名 中丸城 所在地 東京都八王子市左入町 築城者 中丸淡路守 築城年 室町時代 廃城年 − 現　状 村内美術館 遺　構 − 移築建造物 − 再建建造物 − 史跡指定 − 評　価 　日本城郭全集に所収されている左入城は滝山城の東南にある自動車登録事務所付近を所在地としており、城主も甲州から地頭として赴任した西山十右衛門としている。一方で左入城の碑文には城主を中丸淡路守としており東西約４００ｍ、南北約１７５ｍの規模で幅４０ｍの深さ９ｍ以上の堀を廻らせた要害と具体的な城の規模まで刻んでいる。２つの左入城にはかなり場所に相違があるのでまったく別の城ということになるのだろう。中丸淡路守についてはいつの時代でどの勢力に属していた武将なのかわからなかったが、城があった場所にこうして立派な石碑が建てられていることは本当にありがたいと思った。 　たしか八王子駅からバスに乗り適当なバス停で降りて滝山城へ向かうときだったと思う。武田信玄が滝山城を攻めたときに諏訪四郎勝頼が本陣とした尾崎山を見ておこうと思った。尾崎山は中央自動車道の八王子インターチェンジとなり山そのものが消滅しているが、その途中で渇いた喉を潤すために自動販売機に立ち寄ったのが村内美術館だった。子供の頃にテレビで「家具は村内、八王子」のキャッチコピーでＣＭを流していたあの村内家具店の拠点である。そこで偶然に見つけた石碑が左入城の歴史を記したものでとても驚いた。 ＪＲ中央本線「八王子」下車　西東京バス「杏林大学」行で「村内ファニチャーアクセス」下車　徒歩０分 左入城跡碑文・日本城郭全集／人物往来社 2011/09/27