別　名 − 所在地 東京都八王子市松木 築城者 植松太郎兵衛 築城年 − 廃城年 − 現　状 宅地 遺　構 − 移築建造物 − 再建建造物 − 史跡指定 − 評　価 　新編武蔵風土記稿に記されている植松太郎兵衛の屋敷跡である。植松太郎兵衛についてはいつの時代の人か不明であり、武蔵名勝図会でも北条氏の家臣ではないかとしている程度で、はっきりとした事跡についてはまったく不明となっている。 　２１年ぶりに八王子市松木にある城館跡を歩いてみた。梅雨の合間の晴天で気温は上がったが風が気持ちの良い一日だった。由木城や大石宗虎屋敷などは案内板も設置され、それなりに興味深い地形も見ることができたが、それ以外の屋敷跡はいずれも住宅化の波に飲み込まれてしまい、案内板や標柱といったものも設置されていない。 　その歴史がまったく謎に包まれている植松太郎兵衛屋敷も同様で、井草森稲荷神社も既にもう失われており、その手がかりすら掴むことは困難で２１年前の訪問では探し当てることができなかった。明治時代の迅速測図から割り出した屋敷跡推定地は住宅街となっていたので、隣接する松木えのき公園の美しい風景を撮影した。しばらくはここで休みつつ京王堀之内駅へ向かって歩き出した。 京王線「京王堀之内」下車　徒歩１０分 日本城郭大系／新人物往来社 2022/06/13