別　名 − 所在地 千葉県松戸市幸谷 築城者 斎藤外記 築城年 戦国時代 廃城年 − 現　状 赤城神社・宅地 遺　構 土塁 移築建造物 − 再建建造物 − 史跡指定 − 評　価 　幸谷城は東葛地方の実力者である高城氏の家老斎藤氏の居城であったと伝えられている。 虎口の土塁 赤城神社 　 　この日は友人と昼食の約束をしていた。少し早めに待ち合わせをして茨城県常総市の城館を訪ねることにしたが、折悪しく前日の夜から雨が降り続いている。前日の昼間はよく晴れており翌日も晴れの予報となっているので本当に運が悪いというべきか。天気予報では関東地方は雨と風ともに強く暴風雨の恐れすらあるとしていたが、友人はもう行く気満々であり、それに気おされて自分も雨中の城館探訪を敢行する決意を固めた。 　待ち合わせ場所の新松戸駅に３０分ほど早く着いたので駅の近くにある幸谷城を訪ねてみた。武蔵野線の軌道が城跡を分断し周辺も宅地化されて往時の様子を窺うのは難しくなっているが、城域とされる赤城神社には土塁が残り参道の切通しは虎口のように見えた。周辺の宅地も切岸状の地形が残り断片的ながらも城跡らしさは感じられた。 ＪＲ常磐線・武蔵野線「新松戸」下車　徒歩５分 東葛の中世城郭／崙書房出版 2019/06/15