別　名 浜宿城・大佐倉砦 所在地 千葉県佐倉市大佐倉 築城者 − 築城年 − 廃城年 − 現　状 山林 遺　構 郭・土塁・空堀 移築建造物 − 再建建造物 − 史跡指定 − 評　価 　花輪台城は本佐倉城の北西い突き出した丘陵上に築かれた城で、往時は本佐倉城と同じく印旛沼に浮かぶ城郭だった。花輪台城の歴史は不明であるが、台地裾の勝胤寺には千葉勝胤をはじめとする千葉氏一族の墓が残るので、千葉氏と本佐倉城に関わりを持つ城郭と思われる。同じ台地上には浪人屋敷と呼ばれる城館跡があるが両者の関係はわからない。 花輪台城 空堀 勝胤寺　千葉家供養塔 　京成線の大佐倉駅から北東へ向かうと千葉勝胤の墓が建つ勝胤寺がある。この北側に寺院を囲むように台地が隆起しており、その上に花輪台城は築かれている。台地上には宝珠院と住善寺が建ち並び、その奥に花輪台城と浪人屋敷の２つの城館が存在する。 　これらの寺院とを合わせると本佐倉城の主要部分に匹敵する大きさとなるが、花輪台城は台地の北東の一部を利用した構えである。現状は山林と農地となっており、土塁と空堀が残っているということだが、ひどい藪となっていて空堀ぐらいしか確認していない。竹藪の中に土塁が残っているらしいが、前日の雨と地面の氷結が重なりとても藪の奥へ入ろうという気持ちにはなれなかった。 京成本線「大佐倉」下車　徒歩１０分 日本城郭大系／新人物往来社 2002/11/02・2023/01/17