別　名 − 所在地 千葉県松戸市久保平賀 築城者 高城胤忠 築城年 寛正３年（１４６２） 廃城年 − 現　状 宅地 遺　構 郭 移築建造物 − 再建建造物 − 史跡指定 − 評　価 　行人台城では何度か大きな合戦が行なわれており、里見氏との戦いでは高城氏の一族郎党が多数討死し高城胤吉も敗走するという大激戦だったらしい。日本城郭大系の解説には行人台城付近で行われた合戦の死者を弔った塚には人骨が散乱していたという生々しい記述が見られ、大正時代に塚を掘り起こしたところ夥しい人馬の骨が出土したという。 　国道６号線の根木内交差点から南西の台地上に築かれていた城で交差点を挟んだ北東に根木内城がある。どちらも宅地化の波に呑み込まれているが、根木内城は一部が城跡公園として保存されているのに対して行人台城はほとんど破壊されてしまい帯郭らしき地形を残すだけだった。禍々しい過去があったとも知らず今では平和な住宅地となっているのは何とも皮肉な感じがした。 ＪＲ常磐線「北小金」下車　徒歩１５分 東葛の中世城郭／崙書房出版・日本城郭大系／新人物往来社 2008/07/20