別　名 − 所在地 千葉県佐倉市大佐倉 築城者 − 築城年 − 廃城年 − 現　状 山林・農地 遺　構 − 移築建造物 − 再建建造物 − 史跡指定 − 評　価 　浪人屋敷と呼ばれる城館跡で歴史はわからない。本佐倉城の北西に広がる台地の端に構えられた単郭方形の屋敷跡で、その名の通り浪人が起居した屋敷という伝承が残る。一方で千葉県がまとめた城館跡の悉皆調査では近世末期の遺構としているが、何を根拠にしているのかはわからない。 　久しぶりに本佐倉城を訪ねてみようと思い始発で出かけてみた。東西線が地表へ出る頃はまだ外は真っ暗だった。天気予報は晴れとなっていたが、実際に日が昇ると薄曇りといった天候だった。はじめて来たときの大佐倉駅は木造の駅舎で、高倉健か渥美清でも登場してきそうな雰囲気があったが今は小ぎれいになっている。 　そこから目の前にある台地へ上がり花輪台城を訪ねた。農道は前日までの雨が凍りぬかるんでいた。畑一面に霜が降りて朝日に照らされて美しいと感じた。花輪台城から妖怪でも出そうな細い道を歩き詰めると浪人屋敷がある。一応は独立した屋敷ではあるが、花輪台城の物見台があったのかもしれない。どちらも本佐倉城と千葉氏に関係がありそうだが、それ以上のことは何もわからなかった。 京成本線「大佐倉」下車　徒歩１５分 日本城郭大系／新人物往来社 2023/01/17