別　名 東作遺跡 所在地 千葉県四街道市中台 築城者 中台氏 築城年 − 廃城年 − 現　状 山林 遺　構 郭・土塁・空堀 移築建造物 − 再建建造物 − 史跡指定 − 評　価 　中台城の歴史はほとんど解明されていないようで、地域の伝承なども残されていないらしいが、戦国時代に千葉氏一門臼井氏の分家の中に中台氏の名が見られるので、中台城の城主は中台氏と考えて間違いないだろうと思う。周辺には臼井氏から分かれた吉岡氏、山梨氏といった小領主たちが点在しており、中台氏もその中にあって一族間で領土を分割統治していたのではないかと思われる。 中台城 土塁 土塁 土塁 土塁 空堀 空堀と二重土塁 主郭 外郭　空堀 　中台城はずいぶんと前に訪れるチャンスがあったのだが、ちょうど自分が出勤日に当たってしまい訪ねることができないまま歳月が過ぎた。下総地域も都心から極端に離れていないこともあってか、未だに激しい開発が行われている。訪ねる度に新しい道路が完成していたり、建設中だったりするのと、最近は他国の国策であろう太陽光パネルの敷設が、山野を削り取ってまでして施工されている。 　もう訪ねることはないだろうと思っていた中台城だが、ちょうど移動する途中にあったので立ち寄った。すでに開発が行われているようで南側はコンクリートでトーチカのように固められていた。北側から登ってみると遺構はまだ残されており、北西に集中する二重の土塁と空堀を見ることができたのは幸いだった。開発寸前のためかある程度の樹木が伐採されて遺構が見やすかったが、これも早晩に削り取られる運命なのだろう。主郭には黒々とした太陽光パネルが無造作に置かれていた。 ＪＲ総武本線「物井」下車　徒歩４０分 Ｗｅｂサイト／ふさの国文化財ナビゲーション・四街道市ホームページ 2024/01/30