別　名 守屋左大夫陣屋 所在地 神奈川県相模原市緑区根小屋 築城者 守屋行昌 築城年 慶長１３年（１６０８） 廃城年 寛文４年（１６６４） 現　状 津久井湖城山公園 遺　構 − 移築建造物 − 再建建造物 − 史跡指定 − 評　価 　戦国時代に北条氏の配下として津久井衆を形成する一員だった守屋氏の屋敷跡である。守屋氏は藤原氏の後裔と称しており津久井衆の中でも大身だったらしい。北条氏滅亡後に守屋行昌は関東の領主となった徳川氏の代官として召し出され、津久井城の南西麓に陣屋を構えた。守屋氏は正保元年（１６４４）まで代官を務め、その後は野村氏に受け継がれたが、寛文４年（１６６４）に陣屋は廃止された。 守屋左大夫行昌屋敷 屋敷跡の現況 案内板 　津久井城から南側へ下山したときに公園内の管理棟や資料館に立ち寄った。このあたりには津久井城主の居館と根古屋があり、廃城後は津久井衆の一員だった守屋行広が代官となり津久井郷を管理した。御屋敷と呼ばれた筑井城主居館跡と同様に陣屋跡の発掘調査でも建物跡が確認されたということが資料館の展示パネルに示されていた。簡素な案内板があるだけで他には特に何もないが、眺望に優れた気持ちの良い場所であり、散歩を楽しむ人がたくさんいた。 ＪＲ横浜線・相模線・京王相模原線「橋本」下車　神奈川中央バス「三ヶ木」行で「クラブ前」下車　徒歩１５分 日本城郭大系／新人物往来社 2008/04/16・2022/01/20