別　名 海老名城・上海老名氏館 所在地 神奈川県海老名市河原口 築城者 海老名季定 築城年 平安時代末期 廃城年 永享１０年（１４３８） 現　状 宅地 遺　構 − 移築建造物 − 再建建造物 − 史跡指定 − 評　価 　海老名氏は横山党に連なる武士であり海老名源八季定を祖とする。源頼朝が挙兵したときに当初は敵対した後に臣従し鎌倉幕府の成立に大きく寄与している。横山党は和田義盛の乱でほとんどが衰退してしまったが、海老名氏は室町時代も家名を伝えており本間氏や荻野氏といった相模武士たちを輩出した。 　海老名市を歩いたのは夏の暑い日のことだった。小田急線を利用して相模武士の居館をいくつか訪ね歩いたが、海老名氏の居館跡は宅地が建ち並んでいた。それだけではつまらないので相模川沿いにある海老名氏の霊堂を訪ねてみた。標柱と案内板が設置されていたが館跡の地図などはなかったと思う。ここを訪れてから長い歳月が流れた。久しぶりに何もない居館跡廻りもしてみたい。 ＪＲ相模線・小田急小田原線「海老名」下車　徒歩２０分 日本城郭大系／新人物往来社・相模武士／戒光祥出版 2003/08/23