別　名 − 所在地 神奈川県鎌倉市大町 築城者 比企能員 築城年 鎌倉時代 廃城年 − 現　状 妙本寺 遺　構 − 移築建造物 − 再建建造物 − 史跡指定 − 評　価 　比企の乱で滅んだ比企能員の屋敷跡である。比企掃部允の妻が源頼朝の乳母となったことが、比企氏と源氏との関係を深めることとなったが、能員は比企氏に養子として入ったという。 　能員は上野と信濃の守護となり頼朝の上洛にも従うなど信任も厚かった。頼家が将軍となると比企一族の威勢は益々大きくなったが、北条時政の策謀で能員は殺され、一族は頼家の子一幡を擁して合戦に及ぶが、北条氏と三浦氏の大軍に攻められ滅亡した。 　鎌倉駅から東へ歩き滑川に架かる夷堂橋を渡った道の突き当たりにある妙本寺は比企ヶ谷と呼ばれ比企氏の屋敷があったという。境内には比企一族の墓と、比企の乱で殺された源頼家の子一幡の小袖を埋めた袖塚があった。 ＪＲ横須賀線・江ノ島電鉄「鎌倉」下車　徒歩１５分 神奈川県の歴史散歩／山川出版社・武蔵武士／まつやま書房 2004/08/13・2024/11/14