別　名 − 所在地 神奈川県鎌倉市扇ガ谷 築城者 太田道灌 築城年 室町時代 廃城年 − 現　状 英勝寺 遺　構 − 移築建造物 − 再建建造物 − 史跡指定 − 評　価 　扇谷上杉氏の家宰であり文武両道の武将として知られた太田道灌の屋敷跡である。鎌倉公方に仕えていた主家扇谷上杉氏の屋敷と並ぶようにしてその屋敷は構えられていた。 　道灌の事跡については彼の故郷である埼玉県の城館の紹介と重複するので割愛するが、長禄年間（１４５７〜６０）にかけて品川や江戸で築城をする前は鎌倉に構えたこの屋敷が拠点だったという。 　ＪＲ横須賀線が南北に走る東に扇谷上杉氏の屋敷があり、それと向かい合うような場所に太田道灌の屋敷跡がある。背後には源氏山を背負う風光明媚な地である。英勝寺の門前に屋敷跡を示す石碑が建つが、実際に屋敷が構えられていたのは英勝寺の書院が建つあたりではなかったかと思う。ここから山を登れば道灌や北条政子の墓を経て化粧坂へと続く。一度は訪ねてみたい道程だが、この日は時間の都合で訪ねることはできなかった。鎌倉は少し郊外へ歩けば今も静かである。そのうちまた訪ねてみたい。 ＪＲ横須賀線「鎌倉」下車　徒歩１０分 鎌倉散歩／山川出版社 2024/11/14