別 名
所在地 山梨県北杜市須玉町大豆生田
築城者 藤巻氏
築城年
廃城年
現 状 宅地
遺 構
移築建造物
再建建造物
史跡指定
評 価
 藤巻氏は奈胡庄出身だが水害により当地へ移り住んだという。天正10年(1582)の天正壬午の乱で徳川家康と対峙した北条氏直が若神子に布陣した関係で藤巻氏は北条氏に属して大豆生田砦を守っているが、徳川勢との戦いで砦は落ち北条勢は劣勢を強いられることになった。
 穴山から若神子までの道のりを城館探訪をしながら歩いた。立派な遺構を残す城跡は皆無だったが若神子城だけは見ておきたいという気持ちが強く長い距離を歩いた。山梨県は完全な車社会であり路線バスはほとんどなく旅行者は徒歩での移動を強いられる。鉄道も中央本線以外はローカル線でありJR以外の私鉄は富士急行の短い路線しか存在していない。
 塩川沿いの河岸段丘上に藤巻氏の屋敷跡はあった。藤巻氏は天正壬午の乱で北条氏に与して敗れたために同地から消え去り今ではその伝承すらもほとんど残らないらしい。
JR中央本線「韮崎」下車 山梨交通バス「増冨温泉郷」行で「大豆生田上」下車 徒歩5分
甲斐の山城と館/戎光祥出版
2014/09/11