別　名 地蔵屋敷 所在地 山梨県南巨摩郡南部町内船 築城者 八津時種 築城年 鎌倉時代 廃城年 − 現　状 八津御嶽神社 遺　構 − 移築建造物 − 再建建造物 − 史跡指定 − 評　価 　内船寺に近い八津御嶽神社は鎌倉時代に地頭として赴任した八津多聞左ヱ門時種の屋敷跡と伝わる。八津氏は藤原氏の後裔と思われ、佐渡八津郷の郷士であったが、源頼朝の命令でこの地に赴いたという。地頭職が廃止された後も時種の後裔を称する山本氏が社域を守り続けて今日に至っている。 　ＪＲ身延線の内船駅から徒歩で１０分ほどにある八津御嶽神社が地頭屋敷というが遺構は何もないし案内板もない。ここから内船駅へ戻るときに細い路地を歩いた。庭先で遊んでいた小さな女の子に挨拶されたので自分も挨拶を返した。するとその女の子がにっこりと満面の笑みを浮かべてくれた。地頭屋敷の散策よりもそのことが今も忘れられない。 ＪＲ身延線「内船」下車　徒歩１０分 甲斐の山城と館／戎光祥出版 2016/10/29