別 名 岡部城
所在地 静岡県藤枝市仮宿
築城者 岡部氏
築城年 室町時代
廃城年
現 状 朝日稲荷神社
遺 構 郭・石積・土塁・堀切
移築建造物
再建建造物
史跡指定 藤枝市指定史跡
評 価
 駿河岡部氏は藤原氏流工藤氏の末裔を称している。岡部六弥太を出した武蔵の岡部氏とはまったく異なる家系であり江戸時代に岸和田藩主となるのは駿河岡部氏の後裔である。桶狭間の戦いで鳴海城を守り主君今川義元の首と引換えに城を明け渡した岡部元信は有名である。
 岡部丹波守元信は今川氏が滅亡すると武田氏に仕えたが、武田氏の凋落が始まったあとも武田勝頼に忠義を尽くし高天神城を守り最後まで勇敢に戦った。戦国時代には珍しいほどの忠誠心を持った武将だと思う。だからこそ徳川家康も信頼し子孫を大名にまで取り立てたのだろう。
朝日山城 標柱 竪堀
主郭跡 石積み 南曲輪跡
 朝日山城は岡部氏により築かれたとされる。麓にある朝日稲荷神社への参道の脇に朝日山城の標柱がある。遺構としては主郭の土塁がよく残されているが、他の郭は茶畑として利用されているために今ひとつという印象だった。散策路から外れて茂みの中へ分け入ると石積みが残されているが朝日山城の遺構なのかは判断できかねる。
JR東海道本線「焼津」下車 しずてつバス「岡部営業所」行で「岡部支所前」下車 徒歩30分
日本城郭大系/新人物往来社・朝日山城跡案内板
2014/01/03