別　名 − 所在地 静岡県伊豆市大平 築城者 北条幻庵 築城年 戦国時代 廃城年 − 現　状 宅地・農地 遺　構 − 移築建造物 − 再建建造物 − 史跡指定 − 評　価 　幻庵は北条早雲の四男で母は駿東の豪族葛山氏の娘である。箱根権現社の別当でありながら父早雲のもとで武将としての薫陶も受け北条五代を支えた長老であった。和歌や茶道への造詣も深く当代一流の文化人であり外交でもその手腕を発揮した人物である。天正１７年（１５８９）に９７歳という長寿を全うしているが父早雲と同じく生没年については再検証が必要であろう。いずれにしても北条氏の全盛を見つめてきた人でありその没落を見ずに亡くなったのは幸いというしかない。 　伊豆の修善寺に北条一族の長老北条幻庵の屋敷があった伝わるので修善寺駅と狩野城との行き帰りの途中に立ち寄ってみた。付近には幻庵の菩提寺である金龍院があることから幻庵晩年の隠棲地というのも真実味を感じる。居館跡とされる場所は国道１３６号線沿いにあるが新道の建設でその景観は変化しつつあった。 伊豆箱根鉄道「修善寺」下車　東海バス「昭和の森」行で「中宿橋」下車　徒歩５分 静岡県の中世城館跡 2012/06/01