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| 別 名 |
− |
| 所在地 |
静岡県裾野市深良 |
| 築城者 |
大森親康 |
| 築城年 |
鎌倉時代 |
| 廃城年 |
− |
| 現 状 |
宅地 |
| 遺 構 |
− |
| 移築建造物 |
− |
| 再建建造物 |
− |
| 史跡指定 |
− |
| 評 価 |
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室町時代に小田原城を築いた大森氏は藤原北家の末裔で藤原伊周の子孫と伝えているが、実際には駿河国大森郷を拠点とした土豪と思われる。鎌倉時代に大森親康が深良に居館を構えたとも、親康の子親家が大森氏を称したともされ、その起源ははっきりとしていない。
裾野市深良には大森氏とゆかりの深い興禅寺があり、その北に堀之内と呼ばれる土地があるが、このあたりが大森氏が居館を構えた場所と考えられる。興禅寺もまた背後に要害を背負う居館を構えるには最適の立地であり、大森氏一族の居館から寺院へと発展した可能性もあると思う。 |
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小田原城や箱根の外輪山を利して築かれた大森氏の城塞はいくつか訪ねているが、その本貫地はこれまで訪れたことがなかった。久しぶりに駿東の城が見たくなり、新宿駅からロマンスカーに乗車して御殿場からＪＲを利用して岩波駅へと着いたが、ＪＲ東日本とＪＲ東海の管轄が異なるためＩＣカードが使用できないことを初めて知った。まさに現代の関所といった感じで面白かった。
岩波駅から３０分ちょっと歩くと深良の集落がある。興禅寺は古めかしい山門が好ましく、背後の深良城との関係からここも大森氏が居館を置いた候補地と思えるような場所だったが、それより先に堀之内と呼ばれる地区を訪ねた。緩やかな傾斜地となっており、今では宅地が並んでいるが、道路沿いに石垣で固めた土塁が続いている。もちろん遺構ではないだろうが、往時もこのようなものだったのかと想像させてくれるような風景だった。 |
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ＪＲ御殿場線「裾野」下車 富士急バス「御殿場駅」行で「裾野市市民文化センター前」下車 徒歩１５分 |
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静岡県の中世城館跡／静岡県教育委員会 |
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2024/12/25 |
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