別　名 − 所在地 静岡県裾野市葛山 築城者 半田氏 築城年 − 廃城年 − 現　状 宅地 遺　構 土塁 移築建造物 − 再建建造物 − 史跡指定 − 評　価 　葛山氏に仕え四天王と称された一人の半田氏が屋敷を構えた場所である。その家格を表すかのように葛山館の西に隣接しているが、築かれた年代についてはわからない。江戸時代中期、半田氏では幼児が次々と夭逝する異変が起き、悲しみに暮れた遺族は信州高遠の名工を呼び寄せ、屋敷内の庭石に地蔵尊を彫らせたという。その地蔵尊は葛山城下の仙年寺へ移され、今もなお半田地蔵尊として地域の信仰を集めているということである。 　葛山館の西側に築かれた土塁から見渡せる邸宅が半田屋敷であり、今も子孫の方々が暮らしている。葛山館と違って家臣団の屋敷は文化財指定区域から外れているため、内部の散策をすることはできないが、今も土塁の底部が残されているらしい。 ＪＲ御殿場線「裾野」下車　市内循環バス富岡深良循環で「富岡中学校」下車　徒歩３０分 静岡県の中世城館跡／静岡県教育委員会 2024/12/25