別　名 阿閉城 所在地 滋賀県長浜市湖北町山本 築城者 山本義定 築城年 平安時代末期 廃城年 天正１０年（１５８２） 現　状 山林 遺　構 郭・土塁・空堀 移築建造物 − 再建建造物 − 史跡指定 − 評　価 − 　平安時代の終わりには近江源氏の山本義経の居城だった。義経は治承４年（１１８０）に以仁王の令旨に呼応して挙兵し平氏の軍勢に敗れるも後に木曾義仲の軍に加わり上洛を果たしている。戦国時代には浅井長政の家臣阿閉貞征が山本山城を居城としたが貞征は織田信長に内通し所領を安堵された。貞征は明智光秀の組下にあったため本能寺の変では行動を共にしており山崎の戦いで捕縛された。貞征は羽柴秀吉が留守にしていた長浜城を占領したことが災いして磔となっている。 　小谷城から琵琶湖を眺めていると山本山城が見えた。比高差２００ｍを超える山城である。古い歴史を持ち遺構もよく残る城なので登ってみたかったが、小谷城と虎御前山城への登りで疲れていたのと山本山までの距離が相当にあるためあきらめた。５年後に長浜を起点として城館探訪をしたときに賤ヶ岳から山本山まで縦走する予定を計画していたがこのときは雪のために断念している。 ＪＲ北陸本線「河毛」下車　湖北コミュニティバスで「山本山登山口」下車　徒歩５０分 日本城郭大系／新人物往来社・近江の山城ベスト５０を歩く／サンライズ出版 2012/12/06