別　名 札之辻�U号遺跡 所在地 埼玉県さいたま市中央区鈴谷 築城者 立石甚右衛門 築城年 戦国時代 廃城年 − 現　状 鈴谷交差点付近 遺　構 − 移築建造物 − 再建建造物 − 史跡指定 − 評　価 　戦国時代に当地の地頭を務めた北条氏の家臣立石甚右衛門の居館跡と伝わる。甚右衛門は岩槻城主太田氏房の祝言奉行を務めたというので土地に根差した武士ではなく、北条氏から太田氏へ養子に入った氏房に従ってこの土地に来たのではないかと思う。 　特に出かける予定もなく体を休めようと思ったが、どんよりとした曇り空ながら雨が降るようには思えず、ひんやりとした空気が気持ち良かったこともあり出かけることにした。出かけた時間が遅かったので遠出をするつもりはなく、さいたま市内に残る未訪問の城館を訪ねてみることにした。 　南与野駅を起点に時計回りをしながらいくつかの城館を訪ねたが、最初に訪れたのが今宮館だった。こうした無名に近いような城館はさいたま市内にいくつもあるが多くは地形ごと失われている。南与野駅から徒歩１０分もしないうちに鈴谷の交差点に着いたが、ちょうどそのあたりが今宮館のあった札之辻である。交差点の南東に鬱蒼とした屋敷森がある他は企業の事務所などが建つ商業地となっていた。 ＪＲ埼京線「南与野」下車　徒歩１０分 埼玉の中世城館跡／埼玉県立歴史資料館・埼玉ふるさと散歩・さいたま市編／さきたま出版会・与野市史 2019/06/09