別　名 − 所在地 埼玉県さいたま市中央区上峰 築城者 本多正信 築城年 江戸時代初期 廃城年 − 現　状 諏訪神社 遺　構 − 移築建造物 − 再建建造物 − 史跡指定 − 評　価 　江戸時代初期に徳川家康の謀臣本多正信が構えた陣屋と伝わる。真偽のほどは不明だが飛び地を知行地として与えられて代官を派遣したのかもしれない。正信は家康が最も信頼を寄せた側近でもあり、伊奈忠次と並び領内の闕所を管理する役目を申しつけられても不思議ではないと思う。 　旧与野市内から旧浦和市にかけての城館伝承地を歩いてみた。梅雨時らしいぐずついた空模様だが幸いなことに雨には見舞われず、半袖で歩いていると寒く感じるほど気温が上がらない日だった。細沼屋敷を訪ねたあとは再び与野市内に戻り城館探訪を続けたが、素性がわからず遺構も案内板もないような城館を訪ね歩くのは退屈な時間だった。 　上峰陣屋跡には諏訪神社が建っている。跡地が寺や神社だと多少は救われる思いがするが、由緒を記す案内板に城館の手がかりがないときはやはりがっかりもする。諏訪神社は周囲よりも高台にあり多少の雰囲気は感じさせてくれた。上峰村の鎮守であるが案内板を読んでも陣屋については何も書かれておらず創建年代も不明ということだった。 ＪＲ埼京線「与野本町」下車　徒歩２０分 日本城郭大系／新人物往来社 2019/06/09