別　名 − 所在地 埼玉県さいたま市中央区下落合 築城者 安達盛長 築城年 鎌倉時代 廃城年 − 現　状 宅地 遺　構 − 移築建造物 − 再建建造物 − 史跡指定 − 評　価 　落合陣屋は源頼朝の挙兵を援けた安達藤九郎盛長の館があったとか、南北朝時代に渋川氏の居館が置かれたという伝承がある。盛長の館は鴻巣市糠田にあったとされ、渋川氏は戸田か蕨に居城を築いていたようなので落合陣屋の本当の主はわからないし、今となってはもう確かめようもない。 　古い記録を紐解くとこの日の自分は旧浦和市から与野市、大宮市の城館探訪をしていたらしい。平成１５年だからちょうど娘が生まれてまだ１ヶ月も経ていない時であり、ずいぶんひどい父親もあったものだと自責の念に駆られてしまう。この年は星野仙一監督に率いられた阪神タイガースが破竹の勢いでペナントを制した年でもあり、自分にしてみれば良いこと尽くめの一年だった。 　東光寺はやや高くなった土地にあり、地形だけ見るとこのあたりに館があったかとも思うが、落合陣屋は東光寺の北東にあったとされ現状では宅地となっている。明治時代の地図を見ると確かに方形の区画があるのでそれは間違いではなさそうだが、現在は道が入り組み民家が建ち並んでいるために遺構の確認はできない。 ＪＲ埼京線「与野本町」下車　徒歩１０分 日本城郭大系／新人物往来社・埼玉ふるさと散歩／さきたま出版会 2003/02/22