別　名 − 所在地 埼玉県所沢市久米 築城者 久米家時 築城年 鎌倉時代 廃城年 − 現　状 長久寺付近か 遺　構 − 移築建造物 − 再建建造物 − 史跡指定 − 評　価 　村山党久米氏の居館跡は今も特定されていない。末裔かは不明だが戦国時代の北条氏家臣団の中に久米玄蕃がいる。 久米川古戦場碑 将軍塚 勢揃橋 　所沢市内には滝ノ城、山口城だけでなく他にも鎌倉武士の居館跡があった。所在地が明確にされ遺構が残る城館跡としては大堀山館が挙げられるが、村山党の荒波多氏と久米氏の居館跡は場所が特定されていない。 　中世は柳瀬川が防衛線となり川沿いにいくつかの城館が築かれている。そこから推論を立てると久米氏の居館は久米の永源寺か長久寺あたりにあったと思う。地元の城館跡なのに場所がわからないのがとても歯がゆく感じられるがこればかりは仕方ない。どちらの寺院も鎌倉街道沿いにあり柳瀬川の水利を得るという条件を満たしている。というわけで久米氏の居館跡のみ探し求めても何も得られないが、周辺は新田義貞の鎌倉攻めにまつわる遺跡が多く残されており散策するのはなかなか楽しい場所である。 西武新宿線・池袋線「所沢」下車　徒歩１５分 所沢市史研究・武蔵武士／有峰書店新社 2000/01/09・2018/12/26