別　名 − 所在地 埼玉県児玉郡神川町元阿保 築城者 安保実光 築城年 鎌倉時代 廃城年 − 現　状 宅地 遺　構 水堀 移築建造物 − 再建建造物 − 史跡指定 神川町指定史跡 評　価 　武蔵七党のひとつ丹党の出身で丹二郎大夫経房が安保氏を名乗ったという。その子が源頼朝に仕えた安保刑部丞実光で平氏追討や奥州征伐で軍功を挙げたが承久の乱で討死している。安保一族は南北朝時代から室町時代の初期にかけても足利尊氏に属して諸国を転戦し丹党の中でも隆盛を極めた一族となった。 　御嶽城に訪れる途中で安保氏の居館跡へ立ち寄った。丹荘駅から少し北へ歩いた元阿保の市街地に石碑が建っている。武蔵の名族安保氏の居館の面影はほとんど残っていない。街角にある小さな区画に石碑と案内板が建っていることしか印象に残っていない。安保氏の栄耀栄華の跡はほとんど失われてしまったが、用水路となった水堀が当時と同じ場所を流れているのがせめてもの慰めだった。 ＪＲ八高線「丹荘」下車　徒歩１５分 日本城郭大系／新人物往来社・埼玉の古城址／有峰書店新社 2007/10/29