別　名 八幡山砦 所在地 埼玉県大里郡寄居町桜沢 築城者 北条氏 築城年 戦国時代 廃城年 − 現　状 山林 遺　構 郭 移築建造物 − 再建建造物 − 史跡指定 − 評　価 　八幡山には鉢形城の砦が構えられていたとされる。確かにここを奪われてしまうと鉢形城は丸見えになってしまうため、八幡山に兵を備えたことは十分に考えられるし、北条氏は八幡神社の前に関所を置き、山頂には遠見の番兵を配置して用心したと伝えている。 桜沢砦 八幡神社 登山道 腰曲輪 山頂の平場 桜沢砦からの眺望 　鉢形城を見下ろす場所にある八幡山の上には鉢形城の砦が築かれていた。東麓に八幡神社があり境内の奥に登山道の入口がある。遠目に見るとややもすれば高く感じるが、岩盤が露出した登山道は明確でひと汗かいた頃には山頂へと着いた。低山であることも手伝ってか、地元の里山として親しまれているようで平日であるにもかかわらず多くの人と行き違った。 　秩父路の古城址の図面では二段に整形された平場を載せているが、特に手が加えられたと思える部分は南斜面の腰曲輪で案内板なども設置されていない。実際に登って確かめてみても明確な築城遺構は見当たらず、単なる地山のように見える。鉢形城方面の眺望を楽しみにしていたが樹木が邪魔をしてあまり良い眺望は得られなかった。 秩父鉄道「桜沢」下車　徒歩２０分 秩父路の古城址／有峰書店新社 2007/10/05・2017/02/01