別　名 − 所在地 埼玉県日高市下鹿山 築城者 − 築城年 − 廃城年 − 現　状 宅地 遺　構 − 移築建造物 − 再建建造物 − 史跡指定 − 評　価 　里で伝えるところによれば、内村様と呼ばれる代官の屋敷があったという。近世初期には高麗本郷に陣屋が置かれており、その代官が派遣されたと考えられるが、土地に内村姓の旧家はなく、徳川家康が関東へ入国する以前から存在した土豪屋敷の可能性もある。 　武蔵高萩駅から高麗川駅へゆっくりと歩いてみたが、風は涼し気であるものの、雲間からこぼれる陽射しはまだまだ夏を思わせた。この日の行程で最後に訪ねたのが内村屋敷である。 　自分の友人が内村屋敷を訪れた２００６年頃は屋敷跡とされる諏訪神社を中心に堀が確認できたが、今は真新しい住宅地に変貌してしまい、諏訪神社すらも消え失せていた。探せば小さな祠ぐらいはあるのかもしれないが、何とも罰当たりなことだと思う。時代は流れて今はその勢いが加速しており、神社は破壊されて外国資本のリゾート地となり、多くの城跡が崩されて太陽光パネルが敷き詰められている。これを食い止めるのが日本の政治家の役目であるはずだが、もはやほとんどの政治家や自治体の首長が日本人から入れ替わってしまい、時代の流れという言い訳とともに破壊が繰り返されている。 ＪＲ川越線「高麗川」下車　徒歩３０分 日高市史　通史編 2024/08/27